2018年産ササニシキの発芽テストしました。

石山範夫さんの木村芸術農法米 ササニシキ玄米のパッケージ秋田県大潟村で自然栽培している石山農産のササニシキは今年も無事に収穫ができました。収穫された籾米は機械乾燥機で既定の水分量になるまで、乾燥させます。

 

実はこの乾燥工程こそが、玄米が次の生命を維持できるかどうかに関わってくる大事な仕事です。昔ながらに、田んぼで天日乾燥が理想的といわれますが、天候次第に左右されやすくカビも出やすいため、少量の規模の田んぼなら可能です。実際、石山さんのところでは栽培面積が大きいので機械乾燥を取り入れています。が、その乾燥の仕方は数段階に分けて、低温で徐々に乾燥度合いを上げていきす。こうすることによって、来季の発芽できる力を宿したお米に仕上がります。

日本全国どこのお米農家や農協さんがこうした乾燥工程をしているはずなんですが、規制の基準は85%発芽すれば良いことになっています。野菜の種の袋にも発芽率が書いてありますが、これも大体85%がOKの目安になっていますね。

お米を食べるということから見れば、15%の米は発芽していないので「死に米」となります。ずーと水につけておくと腐ってしまいます。

自ら生きる力がないからです。

街中で売られている粗悪な乾燥をされた玄米で、発芽率が50%なんてのもあるそうです。間違ってもこんなお米は選ばないようにしたいものです。

見分けるコツは

ご自分で実際に玄米を水につけて数日かけて発芽をテストしてみることです。食べているお米の発芽率が良ければ、うれしいし自身もわきます。そしてその生産者さんへの信頼とリスペクトが生まれます。

毎日食べるお米は、生きてるお米であることが必須条件です。

是非一度 発芽を試してみてください。

 

ちなみに 当店の玄米たちは 一通り発芽テストをしています。

ほぼ98~99%の発芽を確認。

2018年度米は先ず 石山農産のササニシキで発芽をさせました。

結果として100%の発芽でした。今年の天候不良の中、中々の発芽力を発揮してくれました。どうぞ、安心して「ササニシキ」をお召し上がりください。