青森の紅玉リンゴたちは艱難辛苦に耐えた!

今年の青森県では五月ごろから長雨や低温、日照不足などにより黒星病の発生が一部に広がり始めていた。

夏の長雨がさらに続き、日照不足で一気に青森県中のりんご園に感染を始めた。一晩で半分くらい三日で全滅するほどの勢いだったようです。

青森県にあるりんご園37ヶ所の内、18か所が伐採などを余儀なくされたという。農薬の使用も地域の慣行栽培だと35回ほどですが、今年はその量をはるかに超える使用を行ったが防げず大打撃になりました。

そんな中で木村さんのリンゴ園ではどうっだったのかと、心配していました。先日の案内をいただいてその凄さをあらためて知りました。りんごの開花期に、例年にない低温冷涼な気候が続き、受粉ができない花が多く出た。その上に低温を好む「黒星病」があたり一面に激発したのです。無農薬・自然栽培を行っている木村りんご園は、食酢と畑の土で作った「泥の澄水」の散布で必死に対応しましたが、毎日発生する濃霧と低温にはさすがに勝てずに、大不作となってしまったようです。ジョナゴールドや富士は被害がとても大きく、出荷出来るものはほとんどない状態となりました。でも、その中で「紅玉」だけが唯一耐えに耐えて、黒星病にも耐えて実を成らせてくれました。この姿を見てください!まるで朱い色の鎧をまとった野武士のような顔です。

黒星病はバラ科の植物の持病みたいなもので葉っぱや皮の表面だけに感染して黒いかさぶたのようになるため、見栄えが悪くなるため一般では、消毒をして表面がキレイになるように栽培しています。

木村さんの紅玉は自分の免疫力で頑張って生きました。小粒ですがなかなかのものです。ほめてあげてください。

あばただらけの紅玉りんごです。上の写真の右の2個がツルツル肌の紅玉です。